
椹谷(さわらたに)の両岸が急峻な岩肌が多く、巨大な廊下状の峡谷で、大きな転石がたくさんあります。
滝付近は狭く長い廊下状の空間が造られており、滝まで30Mほど離れ、深さがあるため滝に近づくことはできません。
上流から流れてきた石によって浅くなってきているので、いつの日か近くで滝を楽しむ日がやってくるかもしれません。
しずく状に水が流れ落ちることがこの滝の特長です。
この滝を高巻きするのに1時間ほどがかかります。
与左エ門谷を対岸にみて、高巻きを下りた右岸側から流下する無名の滝は、落差89Mあり4段で形成されています。
水量は少ないですが、中腹から美しい水が吹き出ている珍しい滝です。
樹齢300年以上の天然木であるサワラやヒノキが数多く見られます。
滝がある箇所は急斜面が多いため、切り倒されることもなく、貴重な樹木が今も観ることができます。
コース中には渡渉もありますので足元はフェルト底の靴が適しています。
また、動きやすい服装、雨具、弁当が必要です。
危険個所にはロープ、クサリ等がついていますが、念のためヘルメット、簡易ハーネスをつけての滝巡りとなります。
N・Tさん(30代/男性) 神秘的、静寂感を味わえる全国でもトップクラスの滝。個人的には小坂でNo.1の滝です。