
奥山挑戦コースの入門編となるコースです。
しかしながら谷幅の狭い立岩谷の遡行は水の中をじゃぶじゃぶ進み、
滝を高巻き越えていき、野性味あふれる滝めぐりの醍醐味を体感する事ができます。
対照的に観音滝では開けた気持ちのいい空間です。
鹿山筋谷作業道入り口より20分程で見ることができます。
大きな岩の隙間から眺められる姿が観音扉の様という説と、昔滝の中ほどの岩穴の中に観音様が祀られたという説があります。
今でもその跡らしきものが見えます。また滝の上まで行くことができます。
鹿山筋谷支流、立岩谷を溯ること1時間程で見ることができます。
とても小さな谷でこの奥に落差45mの滝があるなんて信じられません。
滝自体はとても大きく感じます。また途中に落差5mの滝の高巻きする箇所があります。
濁河川・兵衛谷と違い5万4千年前の溶岩の流れた跡はなく、谷の様子が違います。
観音滝は白っぽい岩で構成されており深いV字谷ではないため比較的明るい谷です。
著書「小坂の昔話し」にも観音滝伝説は登場しますので、それを読んで行くとまた違った楽しみがあります。
狭い立岩谷はカモシカ道を歩き秘境を滝巡りしてる!!という雰囲気であり、高巻きは意外とスリリングです。高所恐怖症の人は少し怖いかもしれません。
観音滝の右岸に増水時に溜まった水溜まり。渇水のときは、この水を汲み出してこの中で三日三晩火を焚いて雨乞いをしたと言う伝説があります。
足元は履きなれたスニーカーや、柔らかい靴底のトレッキングシューズがオススメです。
渡渉もありますのでフェルト底の靴が適しています。
また、動き易い服装、雨具、弁当が必要です。
渡渉もありますのでタオルいります。
危険箇所にはロープ、クサリ等がついていますが、念のためヘルメット、簡易ハーネスを付けての滝巡りとなります。
K・Oさん(30代/男性) 立岩谷に架かる最初の無名滝の滝壺。光が差し込むと素晴らしく美しい。鹿山筋谷に架かる澄み切ったエメラルドグリーンの淵。紅葉の時期の 観音扉の岩の上から 下流の眺めは格別です。